古民家には基礎工事が必須です

古民家には基礎工事が必須です 古民家は不同沈下が起きていたり、土台が傷んでしまっていたりすることが多いです。
不同沈下というのは、建物が傾いてしまっている状態のことです。
不同沈下が発生すると、建物の一部に大きな荷重がかかってしまい、建物が歪んでドアや襖などに隙間が空いたり、柱にヒビが入ってしまったりすることもあります。
古民家はほとんどの場合、石場建てという伝統的な方法で建てられています。
石場建ての建物は、地面に半分埋め込んだ状態の石の上に柱が載っているだけです。
石が置かれている地点だけで建物全体の重さを支えているため不同沈下が起きやすくなり、その結果、土の中に埋没した土台や柱が傷んでしまうのです。
このような状態の古民家を再生する場合は、建物の基礎工事を行う必要があります。
古民家を別の場所へ移築する場合は、その前に基礎工事を行います。
現地で再生する場合は、ジャッキで建物全体を1メートルほど持ち上げた状態で基礎工事を行います。

古民家には庭が必須ですが庭維持費用はそんなにかかりません

古民家には庭が必須ですが庭維持費用はそんなにかかりません 古民家での暮らしを思い浮かべてみると、必ず自然豊かな風景とともにあることに気付きます。
家の周囲の風景は田畑の中に家々が点在しており、柿の実があり、初冬には軒下に大根が吊るしてあったり、薪が積んであったりする懐かしい風景です。
玄関を出れば、あるいは廊下から眺めれば、すぐ前には庭が広がっており庭付きの古民家そのものが自然の風景の中の一つであることに安らぎと活力を与えてくれます。
もし、長い間空き家で人の手が入っていないような場合には、庭には草が勝手に生い茂り、庭木も無残な姿をしているかもしれず、こんな場合には美しい庭を取り戻すには労力と経済的負担も軽くはないですが、常に心掛けして庭に対していれば庭維持費用はそんなにかかるものではありません。
尤も最初に鎌や籠、竹箒や熊手、草刈り機等の用意は必須です。
草丈の高いものは、草刈り機で、花々の間や木の下にはえてくる草はむしり取り、落ち葉と共に、庭の隅に寝かせておけば良い堆肥になります。
野菜くず等もここに混ぜれば環境にもよく、腐葉土として土づくりに活用できます。
庭の木々は落葉樹類は殆ど自然のままの姿が望ましいので、落葉期の枝が良く見わたせる時期に全体の姿を整えればよく、松のみどり摘み等も一度コツを覚えれば自分で折々に片づけることが可能です。
日当たりと風通しが良い庭で季節の花見を楽しみたいものです。